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預金を担保にする「預金担保融資」は好条件だが要注意!預金担保融資の仕組みを大公開!

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預金を担保として融資を受けることができます。それを「預金担保融資」と言います。審査通過率も高く、比較的好条件で融資を受けられる特徴を持っています。

審査通過率が高く好条件で融資を受けられるのですが、安易に手を出してしまうと思わぬ損失を招いてしまう可能性があります。

たとえば一般的な預金担保融資は定期預金を担保にします。定期預金を解約せず担保にして融資を受けられるため、都合よく思う人もいることでしょう。ところが実際は融資を受けたお金に利息がかかります。返済する期間にもよりますが、定期預金を解約してしまったほうが得なケースがあるのです。

他の資金調達と比べると確かに条件は良いとされる預金担保融資ですが、もし利用する際には仕組みやメリット、デメリットを知っておいた方がよいでしょう。

 

預金担保融資の仕組みを公開
持っている預金を担保にして融資を受けるのなら、そもそも持っている預金を使ったほうが良いという意見が多い。
しかし事業者の事情もさまざまだろう。利用を検討する際には専門家の意見を聞いたほうが良いだろう。

 

預金担保融資の仕組み

預金担保融資とは、その名前の通り「預金を担保にしたローン商品」のことです。

通常の融資であれば売掛金や手形などの売上債権や不動産などが担保になります。預金担保融資の場合、預金口座にある預金、つまりお金そのものが担保になるのです。

「お金そのものを担保にしてお金を借りる」といった少し矛盾しているようにも思えるかもしれませんが、預金を担保にすることは全国銀行協会でも認められていることです。

バブル経済の崩壊後、不動産の価値が必ずしも安定的に上昇するものではなくなったことなどの影響を受け、不動産以外の担保方法の必要性が相対的に大きくなった。(略)このような状況の中で、後述するような銀行実務の進展によって、普通預金の担保かが考慮されるようになった。

参照 普通預金の担保化(全銀協)

 

担保になる主な預金は以下の3つがあります。

担保となる3つの預金
  • 普通預金
  • 定期預金
  • 外貨預金

中でも定期預金を担保にしたローン商品が多く、普通預金や外貨預金を担保にしたものは少ないようです。

参照 手形とは支払い手段の1つ わかりにくい手形取引を簡単に解説

 

預金担保融資のメリットとデメリット+α

預金担保融資は、「証書貸付」「手形貸付」「手形割引」といった他のローン商品とは違ったメリットやデメリットがあります。

証書貸付手形や不動産などを使用せずに銀行から融資を受ける融資商品のこと。
手形貸付銀行へ手形を振り出して融資を受ける資金調達方法のこと。
手形割引受取手形を現金化する資金調達方法のこと。

預金担保融資の5つのメリット

預金担保融資のメリットは以下の5つが挙げられます。

審査通過率が高い

担保融資は担保を差し入れる代わりに融資を行なうローン商品です。担保に価値がなければ審査に通ることはできません。預金担保融資の場合「お金」が担保になるため、高確率で融資の審査は通ります。

つまり預金担保融資は、「お金」を担保にして「お金」を借りるということになります。審査通過率に限って見れば預金担保融資の大きなメリットといえます。

一見、お金を担保にしてお金を借りることに疑問を感じるかもしれません。しかし後述する「契約者以外の預金を担保にできる」であったり「帳簿の評価をよく見せられる」といった特徴があるのです。

契約者以外の預金も担保にできる

預金担保融資では、担保にする預金口座名義が契約者本人のものでなくとも融資の申込みができます。たとえば、親族の預金口座を担保にして銀行からお金を借りるといったことが可能になるのです。

直接親族から借りればよいのでは?と思うかも知れません。年利も発生しない、返済期日も明確な契約がないという意味では親族からお金を借りたほうがメリットです。それでも預金担保融資を申し込むのには相応のメリットがあるためです。そのメリットが「帳簿評価の見栄え」です。

帳簿評価を良く見せられる

一般的に融資を受ける際には帳簿の状態、つまり財務状況をチェックされます。

預金担保融資を使うことで帳簿評価を良く見せられます。帳簿評価が良いと融資審査にも有利になり、資金調達のハードルが下がります。

ローン商品には必ず審査があります。審査では、帳簿の状態、つまり財務状況が重視されるのです。

親族から借り受けた運転資金があると帳簿上に記録されているより、銀行から融資を受けて、そのお金をきちんと返済していると記録した方が、融資申込の際に良い心証を与えられる場合があります。親族からお金を借りて会社運営をするよりも、体面的にプラスに働くのが預金担保融資になるのです。

定期預金から利息を得られる

定期預金口座にある預金は満期にならないと解約できません。満期後に解約すると、預金している期間に応じた利息が得られます。預金担保融資では、満期前に定期預金を解約せずに定期預金のお金をそのまま運転資金に回せるという性質があります。

「事業を継続させるための運転資金が必要。定期預金を途中で解約してお金を作るしかない。でも定期預金を途中で解約したくない。」

このように満期までは定期預金を崩したくないという方にはメリットがある資金調達方法といえるでしょう。

銀行と信頼関係を構築できる

どんな融資であれ、銀行から融資を受ければ、そこからすでに銀行との関係が作られます。

預金担保融資は融資であるため、返済する際には利息分を上乗せして入金しなければなりません。

利息はそのまま銀行の売上げ、利益になるため、銀行と取引先という関係から、銀行とお客様という関係にステップアップできるのです。今後大口のローン商品を検討する際、審査通過率にも多少影響を与える可能性も生まれるのです。

預金担保融資のデメリット

預金担保融資のデメリットは以下の3つが挙げられます。

定期預金の金利よりもローン利息の方が高い

ここが一番のデメリットです。今の時代、定期預金の金利は0.001%程度、高くても0.15%程度でしょう。対して預金担保利息の年利は平均で0.5%程度です。つまり、定期預金の金利よりも年利の方が高くつくのです。

定期預金金利がもったいないからといって、解約せずに担保融資を利用するのは、その利息差分わざわざ損をしていることになります。

銀行側から提案された場合、会社への信頼度はゼロという意味になる

自社側から預金担保融資の相談をした場合ではなく、銀行側から預金担保融資を提案された場合、あなたの会社の信頼度は銀行に対してゼロということになります。

その状態で一般的な融資や証書貸付を申し込んだとしても、審査の通過は非常に厳しいものになることでしょう。

帳簿の見た目だけを良くしても実際の財務力が無ければ倒産もあり得る

帳簿の見栄えを良くできる預金担保融資ですが、実際に財務力が伴っていなければ資金繰りが悪化して倒産ということにもなりかねません。

他のローン商品を申込むための準備として預金担保融資を利用するといった方法もありますが、資金繰りのための資金繰りになってしまっては先行きが不安になることでしょう。

貸出側のメリットが大きい 大きな利益につながりやすい

預金担保融資は借りる側だけでなく、貸し出す側にもメリットがあります。預金担保融資の仕組み(カラクリ)はこの貸出側のメリットにも隠されているのです。

営業成績が上がる

銀行の営業成績は担保付のローン商品の成約率で決まることが多いです。つまり、無担保で5,000万円の融資より、担保付きで8,000万円の融資の方が営業成績としては格上扱いになるのです。担保がお金であろうと不動産であろうと、担保付のローン商品であることにかわりません。

営業成績のために提案される担保融資商品=預金担保融資ということになります。

利益が高い

定期預金の金利と預金担保融資の利息の差額こそ、銀行側の売上です。年利0.5%の預金担保融資を1件契約できれば、利率0.001%の定期預金の新契約500件分ということになります。

他の銀行から大口顧客を奪い取れる

銀行も競争の時代です。大口顧客の奪い合いが常に行なわれているのが現状です。預金担保融資を契約すれば、大口の顧客を他行から奪うことに繋がります。

預金担保融資に向いている会社は?

預金担保融資に向いている会社は

が挙げられます。

新しく立ち上げた会社で主要銀行との取引実績が少ない

個人事業主から法人格へ移行すると、何かと資金が必要になります。さまざまな金融機関へ融資を申し込むにしても、立ち上げ初年度の会社では高額な融資は望めないでしょう。預金担保融資を利用することで、起業初年度の会社でも取引実績を作ることができ、他のローン商品を申し込みやすくなります。

預金額以上の資金調達が必要になった

預金額以上の運転資金が必要になった場合、手形や売掛債権、不動産などの担保ローン商品に利用できる物件をもっていないのであれば、預金担保融資を使って預金額以上の融資を受けることも可能です。審査通過率も高いため、資金調達難易度も高くなく済みます。

借り換えを検討していて年利が現在のローン商品よりも少ない場合

現在利用しているローン商品の年利と比べ、預金担保融資の方が低いのであれば借り換え先として検討してもいいでしょう。年利の差額分を運転資金に回せます。

預金担保融資は審査落ちしにくいローン商品も利用は慎重に検討しよう

預金担保融資は審査通過率も高く、資金調達難易度が低いローン商品です。しかし、その仕組みを知らずに利用してしまうと、普通の担保融資や証書貸付に比べて年利分で損をする場合もあります。利用する前には、まず他のローン商品や資金調達方法と比較するとよいでしょう。

 

預金担保融資はあまりおススメしない
正直、預金担保融資を受けるのはあまりおススメしない。他の資金調達方法を検討したほうが良いと思う。

 

参照 事業者のための11の資金調達方法 売掛金・買掛金問題は資金調達で解決可能

 

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