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当座貸越とは自由度の高い融資商品 自由に借り入れ返済可能だが利用には厳しい審査あり

買掛金を手形で支払う場合の仕組み 資金調達で利用する専門用語
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当座貸越とは自由度の高い融資商品であり、決められた枠の中で自由にお金を使うことができます。しかしその自由さ上に利用には厳しい審査があります。

当座貸越とは法人向けのローン商品のことで、一定の枠(融資限度額)の中で自由に借入や返済が可能な融資方法の1つです。個人向けのカードローンに近いローン商品ですが、対象が個人ではなく法人であるため、特徴やメリット、デメリットが異なります。

今回は法人向け当座貸越(事業用当座貸越)について解説していきます。

当座貸越の特徴

当座貸越の特徴として次のようなことが挙げられます。

参照 ビジネスローン・事業者ローンは審査が緩めでスピード融資

 

当座貸越の特徴:限度額内で自由に借入と返済ができる

当座貸越を利用する場合、あなたの会社に対して一定の限度額が定められます。この限度額の範囲内で自由に借入と返済ができるのが当座貸越の特徴です。

不動産担保融資や証書貸付の場合、一度に大きなお金を借入れ、次月(決められた返済開始月から)から毎月の返済がはじまります。

当座貸越の場合、限度額内で自由にお金を借入・返済ができるため、毎月の返済などが発生しないのです。

つまり、まるで自分の預金口座のように利用することができるのです。たとえば会社の当座に100万円が預金されていたとします。当座貸越の枠が300万円だったとしましょう。この場合、400万円を自由に利用することができるということになります。

当座貸越の枠である300万円は自由には使うことはできますが、これはあくまでも借りているお金です。利用している期間は利息が付くことになります。

当座貸越の特徴:ビジネスローンやビジネスカードローンよりも限度額が高くなることも

当座貸越と普通のビジネスローンやビジネスカードローンとの違いは「限度額の高さ」です。

1億円以上の限度額をもつ当座貸越もあり、会社の資金繰りがうまくいかなくなっても、すぐに資金を調達できる可能性が高いローン商品です。

億超えの融資となると通常のローン商品では不動産担保融資が挙げられます。しかし、担保となる不動産の価値によって貸付限度額が異なるため、高額な資金を必要とする場合には当座貸越の方が便利ということになります。

当座貸越のメリットとデメリット

当座貸越は便利な資金調達方法です。しかしその一方で考慮しなければならないデメリットも存在します。

当座貸越のメリット

当座貸越のメリットには以下の3つが挙げられます。

といったものがあります。

借入時(資金調達の際)に審査が必要ない

当座貸越は枠内で自由にお金を利用することができます。つまり借入をするタイミングごとに審査を必要としない点がメリットとなります。

銀行から融資を受ける際には金額の大きさに関わらず、必ず審査が行なわれます。

ところが当座貸越の場合、最初の審査にさえ通過すれば、そして限度額の枠内であれば自由に借り入れを行えます。そのため緊急時でも余裕をもって資金調達が可能になります。

同じように、借入が自由であるため返済も自由となります。

借入金利が安い

当座貸越で借入を行なう場合は、他のローン商品と同じように「金利」が発生します。これは利用した日数を日割りで計算する形となります。

一般的には0.5%程度とされています。この数字は、他のローン商品に比べてかなり安い金利となります。

ちなみに金利が発生するのは、当座貸越しをした後、つまり限度枠内のお金を利用した後の話のため、限度枠を設定しただけでは金利は付きません。

専用のキャッシュカードでATMから資金を調達できる

当座貸越では2種類の方法で借入が可能です。

  • 銀行の借入申込書で調達する
  • 当座貸越専用のキャッシュカードでATMから調達する

高額な資金を調達する場合は銀行窓口で調達し、接待や急な支払いの頭金などで資金が必要になった場合には銀行のATMでお金を調達できます。使い勝手がよいローン商品といえます。

当座貸越のデメリット

当座貸越のデメリットには以下のことが挙げられます。

などが挙げられます。

審査が厳しい

当座貸越は便利なローン商品ではありますが、利用するには審査が必要です。いろいろなローン商品の中でもっとも審査が厳しいと言われているのが当座貸越なのです。

お金を借りた側が便利であるということは、その分、お金を貸した側にとってはリスクが高くなるものなのです。つまり銀行にとっては「貸倒れリスクが高い(貸したお金が返ってこない可能性の高い)」ということになります。

当座貸越には返済期限がありません。また他の事業性ローン商品と違い、使用用途も自由です。極論をいうと

  • 事業以外に利用しても問題なし
  • 期限がないため何年も借りっぱなし

という状態になってしまうのです。

こうした懸念材料を担保するために審査はかなり厳しく行なわれます。

不動産の保有量(担保になりうる)や流動資産の量、経営状態で赤字がない成長企業であるなど、さまざまな視点から審査が行なわれるのです。資金繰りが厳しいから当座貸越を利用する場合は審査に受からない可能性がかなり高くなってしまうのです。

簡単に利用できる分、返済計画がずさんだと資金繰りが悪化する

当たり前かもしれませんが、ローン商品を無計画で利用すると、財政は悪化します。当座貸越は期限なしで借入ができます。しかし、銀行から現在の財務状況の検査が入ったときに、良好な状態でないと、当座貸越の契約を打ち切られてしまう可能性もあるのです。

当座貸越を頼りにして、資金繰りを安定させている場合、当座貸越の契約を切られるということは資金繰りは確実に悪化してしまうでしょう。もちろん、自己資本比率を高めて、融資に頼らない経営をしている場合は問題がありません。しかし、当座貸越をメインに利用しているうちは契約を打ち切られないようにするため、十分に財務状況に注意しなければならないのです。

急な支払いが発生して、当座貸越で賄なおうとしたが、契約の打ち切りを打診され途方に暮れた…ということにならないように、自社の財務状況には十分に注意しておくとよいでしょう。

当座貸越の注意点

当座貸越を利用する際の注意点としては、当座貸越には「専用当座貸越」と「一般当座貸越」の2種類があるということです。

当座と言えばまず思い浮かぶのが、手形の支払いなどで使われる「当座預金口座」ではないでしょうか。この当座預金口座の預金額をベースにしたのが「一般当座貸越」になります。

一般当座貸越を利用する場合、当座預金口座の預金額を超えて引き出された分が当座貸越になります。

つまり

  • 当座預金口座内に3,000万円の預金がある
  • 当座貸越で9,000万円の資金を調達した
  • 9,000万円-3,000万円=6,000万円の当座貸越が発生した

ということになります。当座預金口座と連動しているのが「一般当座貸越」であり、当座預金口座と連動していない当座貸越が「専用当座貸越」です。

当座貸越の最大の難関である銀行からの審査では、専用当座貸越よりも一般当座貸越の方が審査通過率は高くなります。まずは一般当座貸越で申込をして、銀行側の感触を得てから専用当座貸越への移行をする方法もあります。

ただし、一般当座貸越は専用当座貸越よりも限度額が低く設定されることが多いため、高額な資金を必要とする場合は専用当座貸越を申し込んだ方がよいでしょう。審査落ちする可能性を踏まえて、当座貸越以外の資金調達方法も進めておくことをオススメします。

当座貸越で資金調達するなら自社の財務状況の確認は必須!

当座貸越で資金調達をするならば、自社の財務状況や経営状況の確認は必須です。当座貸越がいかに便利な資金調達方法であっても、審査に受からないことには利用すらできません。資金調達は融資以外にもあります。

当座貸越の仕組みやメリット、デメリットを踏まえて申込の検討をしましょう。また、同時進行で手形や売掛金などの売掛債権を利用した資金調達、助成金や補助金などの行政からの資金調達などもすすめていくとよいでしょう。

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